日誌的なもの

毎日なんかしら書きたいヤツの日誌

そういうことじゃねえんだよ

小説を読んで心を動かされた時、決まって文字ではなく脳裏で再生される映像をみている。感動が深いほど、何度もその映像を再生し直して、噛み締めて味わおうとする。

その時ふと「この映像だけで、果たして同じ感動を得られるか」と自問して、無いなと思う。

この文字の選び方でしか得られなかった表現というものが確かにあって、それは決してビジュアルでは得られない。ビジュアライズとは、エッセンスを抽出して再構成するということ。絵になれば、逆により大きな感動があるかもしれない。でもそれは文章から得たものとはきっと違うもので、映像化不可能とは、つまりそういうことなのではないか。

これ、夜中に思いついたときは、わ〜〜ってテンション上がったんだけど、どうなんだ。そういうことじゃねえんだよみたいな気がする。今。