日誌的なもの

毎日なんかしら書きたいヤツの日誌

無名の楽団

オーケストラといえば東京だのウィーンだの、テレビで見かけるようなものしか知らなかったけど、世の中には無名の楽団が沢山あって、腕前もそれぞれである。もちろん。

ゲームミュージックを探していて、とある無名の楽団の演奏を聴かせてもらって、それがあんまり上手くなかった。どちらかと言えば結構下手だったかも知れない。けどそれ自体は問題ない。誰も悪くない。強いて言えば著作権に問題があったかも知れない。許諾を得た録音だったのか、どうなんだ。

演目は好きなゲームの戦闘シーンだった。ストーリー最終盤の盛り上がるやつ。それを聴いて、あんまり上手くないオーケストラ演奏を聴いたのは初めてだな、と思った。それから、これはアカンやつだなと。

思い入れのあるシーンというのは、得てしてゲーム体験の感動に留まらず、生活の状況だったり、当時のプレイの周辺をまるごとぶわっと思い起こす。おそらく、多くの人が。もしそれが素晴らしい演奏であれば、浮かんでくる情景はより鮮やかなものとなって胸に迫ってくる。で、この演奏はというと……。

ゲームミュージックで野良の演奏を聴くのはリスクがある。もしかしたら、演奏する方も。

でも人によっては、案外微笑ましく聴けるみたいなのがあると思う。そういう人間になりたかったよね。おおらかな感じの。

あとゲームによるなと今思った。マリオみたいな楽しいやつならセーフであろう。